洋食屋 料理番 とは
歴史:平成5年12月22日開業
クリスマスも近づいたこの日に念願の個人店をオープンする事になりました。予定より半月も遅れての開店で、大変焦ったことを今でも思い出します。
店舗は12坪ほどの小さな古家を改築して、今より道に面してありました。
二人掛けが殆どとカウンター7席、駐車場はむりやり3台、そんな小さな店舗でしたが夢いっぱいのスタートです!
店内はアーリーアメリカン調でテーブルや椅子も手作りをオーダーしました。
お客様の応援のお陰で当時は雑誌等で紹介されるようになりました。
この写真をご覧いただく方の中には懐かしい!と言ってくださる方も多いはずです(笑)
困ったのは駐車場が少ない事と、グループ客を呼ぶための大きなテーブルが無い事でした。
その店舗で15年やった頃、厨房機器や店の備品にも不具合が出てまいりました。
これをきっかけに一念発起し、新しい洋食屋料理番を建てよう!と決意しました。
平成20年7月に現在の店舗をデザイナーに委託し再オープンし、現在に至ります。
念願の駐車場は10台以上、客席は38席、狭かった厨房も広くなり仕事がしやすくなりました。
料理番のシェフの事:オーナーシェフと言うと聞こえは良いですが、いつも現場で一緒に働きます。
高校生の頃、テレビで『天皇の料理番』という昭和天皇に料理を作った秋山徳蔵さんという方の実話
に基づいたドラマに感動し、調理の道へと進む事に決めました。
卒業後東京の『都ホテル東京』(現シェラトン都ホテル東京)に就職し、宴会料理担当のメイン厨房に配属されます。
そこで3年修業したのち、大阪にも都ホテルが開業する事になり、転勤してホテルのオープンに携わりました。
現在のシェラトン都ホテル大阪です。
近鉄系のホテルで、13年6月にオープンした『あべのハルカス』内のマリオット都ホテルや
創業の古い『ウエスティン都ホテル京都』、伊勢志摩の『志摩観光ホテル』も同系列です。
当時の大先輩や同僚も頑張っていらっしゃるので背中を追いかけているところです。
姫路に帰郷後は当時姫路を一斉風靡したハンバーグチェーンの『ハング飾東店』店長を経て『ホテルシーショア御津岬』料理部を経験しました。
31歳の時やっと自店をオープンして現在に至ります。
信念:ホテルで修業はしましたが、地元のお客様に本当に美味しい洋食を食べて頂きたい。
お腹が空いた時にふと思い浮かぶのが弊店であって欲しい!
高級食材を使う料理なら誰でもそれ相応の美味しさは出せます。
料理番では 手間をかけ気持ちのこもったお料理をただ美味しい!と言って頂くために毎日頑張っています。
外食する時にどこに行こうと考えられた時に思い浮かぶ店になりたい。
肩肘ばらない、普段着でも本物の味を楽しんで頂けるここにしかない料理を提供して行きたい。
そんな事をいつも考えてお客様をお待ちしております。